Frog and Toadシリーズ(前半)
Arnold Lobel の絵本で、最も有名な Frog and Toad のシリーズ。
邦訳も有名なので、御存知の方も多いと思います。
でも、ぜひ原作で味わってください。
初めは「カエル」達が主人公なので、あまり可愛くないかな?
と、だいぶ長い間敬遠していたのですが。
読んでみると、これが、可愛いんです!
少し背が高くて緑の Frog と背が低くて茶色の Toad はとても仲良し。
Toad はちょっぴり間抜けですが、そこがまた、いい味を出しています。
(読み聞かせの時は Toad の声を少し低くするといいですよ)
『Frog and Toad Are Friends』(邦題『ふたりはともだち』) には
以下の5話が収録され、総語数は2275語です。
・Spring
春が来たのに冬眠から起きない Toad を Frog はカレンダーを
5月にして起こします。
・The Story
具合がよくない Frog に、Toad は何かお話をしてあげようと
思いますが、なかなか思いつかず四苦八苦。そして最後には...。
・A Lost Button
Toad がジャケットのボタンをなくし、Frog も一緒に探して
くれます。ずーっと探し回って、結局ボタンは Toad の家に
あったことに気付きます。
Frog に悪いことをしたと思った Toad は...。
・A Swim
Frog とToad が川に泳ぎにいきますが、Toad は自分の水着姿は
「おかしいから」と言って、見せたくありません。
でも結局、川から上がる時に、他の動物たちにも水着姿を
見られてしまいます。
・The Letter
手紙をもらったことがない と悲しむ Toad に、Frog が手紙を
書きますが、カタツムリに配達を頼んでしまい...。
『Frog and Toad Together』(邦題『ふたりはいっしょ』) には
以下の5話が収録され、総語数は1968語です。
・A List
今日1日ですることをリストに書き、済んだら線で消していた
Toad ですが、そのリストを風に飛ばされてしまいます。
・The Garden(私のお薦め)
庭に花の種をまいた Toad は、早く芽を出させようと声をかけます。
それを見た Frog が「種が怖がってるよ」と言ったので、 Toad は
種を怖がらせないように、いろんなことをします。それが可愛い!
・Cookies(娘が大好き)
Toad がたくさんのクッキーを焼いて Frog と一緒に食べます。
食べ過ぎないように箱にしまいますが、果たしてふたりの意志の
力は?
・Dragons and Giants
Frog とToad は物語を読んで、自分達が物語の主人公達のように
勇敢かどうか考えます。いろいろ怖い目に遭いますが、そのたびに
二人とも「怖くない!」と叫びます。
・The Dream
夢の中で舞台に立って次々に素晴らしいパフォーマンスをする Toad。
ですが、観客席で見てくれているはずの Frog がいなくなって
しまいます!
いずれのお話も挿絵入りの 10〜14ページです。
英語も短い文が多く、単語もそれほど難しくありません。
何より、読み終わってのほのぼのとした感じが、豊かな気分にさせて
くれます。
ネイティブの4-8才向け。
(どちらも数ページもの中身が見られます)
(Audio CollectionはCDのみ。Arnold Lobel自身の録音です。
ここでご紹介している2冊と「後半」の2冊の4冊分が
収録されています。)