Frog and Toadシリーズ(後半)
後半でご紹介するのは
『Frog and Toad All Year』(邦題『ふたりはいつも』)
『Days with Frog and Toad』(邦題『ふたりはきょうも』)
の2冊です。
『Frog and Toad All Year』(邦題『ふたりはいつも』) には
以下の5話が収録され、総語数は1722語です。
・Down the Hill
雪を嫌がる Toad を Frog は無理に外に誘い出し、ソリ遊び。
Frog を後ろに一緒にすべって、Toad も冬がおもしろいと
思い始めます。 が...。
・The Corner
子どもの頃、お父さんから「春はすぐそこに来てるよ」
(Spring is just around the corner.)と聞いた Frog が、
あちこちの角を曲がって春を探したお話。
・Ice Cream
夏の暑い日、Toad はFrog と自分の分のチョコレートアイス
クリームを買ってFrog に持って行きますが、アイスは途中で
溶けて流れて...。
・The Surprise
秋の日、家の前にはたくさんの落ち葉が。Frog は Toad を
びっくりさせようと Toad の家の前の落ち葉をきれいに掃き、
Toad は Frog をびっくりさせようと Frog の家の前の落ち葉を
きれいに掃きます。でも風が吹いて...。
・Christmas Eve
クリスマスイブに Toad はご馳走を作り、ツリーを飾って
Frog を待っていますが、Frog はなかなか現れません。
悪い想像をして心配になった Toad は Frog を迎えに行きます。
『Days with Frog and Toad』(邦題『ふたりはきょうも』)には
以下の5話が収録され、総語数は2074語です。
・Tomorrow
とても散らかっている Toad の部屋を見て、Frog が注意しますが、
声をかけられる度にベッドにいる Toad は布団をかぶって
" Tomorrow "
(私が「Frog and Toad」の中で最初に読んだお話で、ちょっと
身につまされて反省させられたお話です。)
・The Kite
Frog と Toad は、小鳥たちにバカにされながらも、数度の失敗に
めげずに凧揚げに挑戦。
・Shivers
Frog が小さい頃、両親とピクニックに行った帰り道、Old Dark Frog
と呼ばれる幽霊に出会います。
・The Hat
Frog は Toad のお誕生日のプレゼントに帽子を送りますが、
少し大きい。
大きなことを考えたら頭が大きくなってフィットするかも?
と Toad が眠っているあいだに Frog は帽子に細工をして...。
・Alone
Frog の家に行った Toad は「一人になりたい」という Frog の
貼り紙を見つけます。
サンドイッチをお茶を作って Frog を探しに行く Toad。
Toad は島にひとりで座っているFrog を見つけ...。
いずれのお話も挿絵入りの 10〜14ページです。
短い文で構成されていますが、内容はしっかりしており、
名作と言われるのも頷けます。
ネイティブの4-8才向け。
(どちらも数ページもの中身が見られます)
(Audio CollectionはCDのみ。Arnold Lobel自身の録音です。
ここでご紹介している2冊と「前半」の2冊の4冊分が
収録されています。)