The Tiger Who Came to Tea
邦訳は「おちゃのじかんにきたとら」です。
ソフィーとお母さんがお茶にしようとしていると、玄関のベルが。
出てみると、なんとそこには大きなトラが立っています。
「おなかがすいているのですが、お茶をご一緒できませんか?」
快くお茶にご招待。でも、このトラさん、テーブルの上のものは
もちろん、夕食のおかず、冷蔵庫の中のもの、戸棚のもの、そして
水道の水まで食べ尽くし、飲み尽くして、でも、礼儀正しく(!)
去っていきます。
お父さんが帰宅しても食べるものはありません。
ですが、誰も文句も言わず、その夜はみんなでカフェへ行き、
お食事。
そして翌日、またトラさんが来てもいいように、たくさんの食料を
買って用意しました。
このトラさん、また訪ねて来たでしょうか?
ステキなイギリスのお茶の時間(私、大好きです!)と、
珍客が来ても大きなふところでのおもてなし。
読み終わって、気持ちがホンワカとなる本です。
娘がこの本に出会ったのはかなり前ですが、設定が子ども受け
するのか、1ページにたくさんの文があったのに自分から読み、
私を驚かせた本です。
総語数 458語。
文章があるのは 23ページで、1-14行、平均4行です。
ネイティブの3-7才向けとなっています。
単語はお茶やお料理関係がたくさん出てきます。
bun(小さな丸いパン)、biscuits(ビスケット スコーンの
ことも指すみたいなので、どっちでしょう?)、jug(水差し)、
cupboard(食器棚 発音にご注意ください「カバrd」)、
tin(缶詰)。
イギリス英語なので、お母さんの綴りは mummy (アメリカ
英語は普通mommy)となっています。
fur から派生した furry (毛でおおわれた)、stripe から派生した
stripy (縞のある)なども絵本ではよく出てくる表現です。
(アマゾンのサイトでは中身が数ページ見られます。)