The Night Before Christmas

邦訳は『クリスマスのまえのばん』です。

この本の文は物語でなく、Clement Clarke Mooreによって
1823年に書かれた詩です。
とても有名な詩のようで、昨年のPlaygroupのクリスマス会
の時には、先生達がみんなこの詩を口ずさんでいました。
詩ですから韻を踏んでいて(rhyme ライム)、響きがとても
ステキです。
使われている単語には少々難しいものもありますが、子ども
でも状況でだいたいわかると思います。

この詩にはたくさんの方が絵をつけていて、どれもすばらしい
のですが、私が選んだのは Tasha Tudor が絵を描いている
この本です。
水彩のステキなイラストが各ページにクリスマスのデコレー
ション付きで描いてあり、絵を見ているだけでも幸せな気分に
なれます。

クリスマスイブの夜、家の中にはツリーが飾られ、靴下が
下げられ、みんな音もたてずに眠っています。
外の音に気付いた「私」は飛び起きて様子を見ます。
8頭のトナカイの名前を呼び、すごい早さで夜空を駆けて来た
サンタさんは暖炉の煙突から家に入り、一言も話さないのだけど
おどけた雰囲気ですばやく持って来たプレゼントを靴下に詰め、
また煙突から外のソリへ飛び移り、行ってしまいます。

Native の5歳から大人向けとなっています。  
総語数 546語。
絵本は30ページですが、文があるのは見開きの右側のみ
15ページです。
1ページに2-12行、平均7.5行です。
  
creature (生物 発音「クリーチャー」), nestle (体をうずめる
発音「ネスゥ」), snug (心地よく), kerchief (ネッカチーフ),
sash (窓枠) , lustre (輝き 発音「ラスタァ」), obstacle
(障害物), prance (飛び跳ねる), paw (前足でたたく), hoof
(ひずめ), tarnish (汚す、変色する), soot (すす), slung (sling
「吊るす」の過去分詞), peddler (行商人), dimple (えくぼ),
droll (おどけた), beard (あごひげ発音「ビァd」), stump
(基部), wreath (リース), dread (恐れ 発音「dレッd」),
jerk (グイッと動くこと), thistle (アザミ 発音「シスゥ」),
ere (beforeの古語 発音「エァ」) などが難しい単語でしょうか。

我が家ではどちらかというと、読み聞かせというよりは、
私の暗唱用といった感じの絵本です。

(Amazonのサイトでは中身を一部見ることができます)

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