The Three Robbers
邦訳は『すてきな三にんぐみ』です。
黒装束の三人組は、ひとりはラッパ銃を、ひとりは胡椒吹きを、
ひとりは赤い大きな斧を持ち、みんなから恐れられている
悪名高い強盗です。
人々を脅して金品を奪っては、山の上の洞窟にお宝を隠して
いました。
ある夜、いつものように略奪しようと馬車を止めると、
乗っていたのは孤児のティファニーという女の子ひとり。
この子は意地悪なおばさんの元へ送られる途中のことで、
怖がるどころか、三人組との出会いを喜びました。
盗るものがなかった三人組は、ティファニーを洞窟へ連れて
行きます。
翌日、洞窟にたくさんのお宝を見つけたティファニーは無邪気に
尋ねます。
「これ、何に使うの?」
それまでお宝を使うことを考えていなかった三人組は答に詰まって
しまいます。
・・・さて、彼らは財宝をどう使ったのでしょうか。
邦題が『すてきな三にんぐみ』な訳がわかります。
とっても、とってもいいお話で、ぜひ多くの方に読んでいただきたい
絵本です。
Native の4-8歳向けとなっています。
総語数 348語。文があるのは18ページ。
1ページに2-8行、平均3行です。
少し難しい単語は
Blunderbuss (ラッパ銃), plunder (略奪する), loot (略奪品),
sputter (口ごもる) くらいでしょうか。
(ハードカバー)