Library Lion
邦訳は『としょかんライオン』です。
ある日、図書館に大きなライオンがやってきます。
みんなは驚きますが、図書館長のメリウェザーさんは毅然として
図書館の規則を破っていないなら、放っておいていいと言います。
ライオンはその日、子ども達と一緒に「お話し会」を聞きますが、
終わってもまだ聞きたくて、大きな声で吠えてしまいます。
そしてメリウェザーさんから怒られ、シュンとなります。
「もう規則を破らないってライオンが約束するなら、またお話し会
に来てもいいでしょう?」
しょげているライオンを見て、ある子どもがメリウェザーさんに
そう言いました。それに対し、メリウェザーさんは「それなら
いいわ」と答え、ライオンは喜びます。
次の日からライオンは毎日図書館に現れ、いろんな手伝いをする
ようになり、すっかり図書館の人気者になります。
ある日、メリウェザーさんが本を高い棚から取ろうとして台から
落ち、動けなくなってしまいます。
それを見ていたライオンは、事態を知らせようと規則を破って、
また大きな声で吠えてしまいます。
そして、その日以来、図書館から姿を消してしまいます...。
Native の4-8歳向けとなっています。
総語数 1355語。
絵本は48ページですが文があるのは24ページ。
1ページに1-19行、平均9行です。
少し難しい単語は
pad (そっと歩く), might as well (〜しなさい), overdue
(期限の切れた), backrest (背もたれ), scowled (発音「スカゥl」;
しかめっ面をする), whine (発音「ホワィン」; 哀れな声を出す),
sling (つり包帯), frown (発音「フラゥン」;しかめっ面をする),
unless (〜である場合を除いて), twitch (ピクッと動く)
くらいでしょうか。
(左:ペーパーバック、右:ハードカバー)
(*ハードカバー版をクリックすると中身がひと開きだけ見られます)