The Enormous Crocodile
邦訳は『大きな大きなワニのはなし』です。
巨大なワニは昼食に人間の子どもを食べようと思い立ちます。
仲間のあまり大きくないワニは、人間の子どもはかたくて
苦いと言い、カバのHumpy-Rumpy、ゾウのTrunky、
サルのMuggle-Wump、トリのRoly-Polyなど、それぞれに
巨大なワニの考えをよく思わず、やめさせようとしますが、
ワニは耳を貸さずに町に行きます。
ワニはヤシの木や、シーソーや、メリーゴーラウンドの乗り物や
ベンチに化けて子ども達を誘き寄せようとしますが、その度に
ジャングルの動物達に 阻まれて子どもを食べることはできません。
そして最後にはゾウのTrunkyに宇宙まで飛ばされてしまうのでした。
自分のことを賢いと思っているワニがちょっと間抜けで面白いのと、
それでも少しハラハラさせる展開、そして最後に悪いワニが退治
される爽快さが子ども達にうける理由だと思います。
総語数2859語。
英文があるのは41ページ。1ページに3〜24行、平均11行です。
Nativeの6-10才向けとなっています。
難しい単語は
gulp (〜を飲み込む)、gollop (= gulp)、chewy (歯応えのある)、
tommyrot (たわ言)、snort (鼻先でせせら笑う)、oozy (泥の
ような)、horrid (忌まわしい)、brute (凶暴な)、waddle
(よたよた歩く)、beastly (けだもののような)、foul (汚らしい)、
fiend (発音:フィーnd、悪魔)、beastly (けだもののような)、
foul (汚らしい)、squizzed (酔った)、hoggish (どん欲な)、
dribble (よだれを垂らす)、skid (横滑りする)、jerk (グイッと
動く)、curse (〜をのろう)、roundabout (イギリスで
メリーゴーラウンド)、swizzle (回す)、bellow (大声で鳴く)、
dangle (〜をぶら下げる)、blurry (ぼやけた)、whizz (= whiz、
ビューと飛ぶ)、sizzle (ジュージューと焼ける)
と結構ありますが、ストーリーがわかりやすく、また、どのページ
にもわかりやすい絵がついていますので、比較的簡単です。
幼稚園くらいのお子さんには読み聞かせがいいかもしれません。
(どちらもペーパーバックです。
私が持っているのは右の発行が少し古い方です。)