Princess Smartypants
ある国の「頭がいい」お姫様は、何不自由ない独身生活を
送っており、結婚したくないのですが、お母さんの女王様から、
そろそろ結婚するように言われます。
たくさんの求婚者が現れますが、ひとりひとりに難題を出しては
求婚を退けます。(まるで、かぐや姫のようです)
それは、巨大ナメクジの退治だったり、ペットの怪獣達に餌を
あげることだったり、朝までローラースケートを履いて踊ること
だったり、オートバイでクロスカントリーをすることだったり、
ガラスの塔からお姫様を救うことだったり、お化けの森から
たきぎを取ってくることだったり...。
どの王子様も難題をクリアできずに、お姫様は幸せなシングル
を続けます。ところがある日、「向こう見ずな剣士」という名前の
王子様が現れ、お姫様が出す難題を次々にクリアしていきます。
観念した(?)お姫様は王子様にキスをしますが...。
普通の展開と違うプリンセスストーリーに、読んでいた娘は
大喜び。
独自路線を貫くお姫様の姿勢がステキです。
総語数343語。
英文があるのは27ページ。1ページに1~5行、平均2行です。
Nativeの4才~8才向けとなっています。
難しい単語は
smartypants (頭のいいやつ)、smarten oneself up (利口に
なる)、mess about (=mess around、じゃれ合う)、suitor
(発音:スータ、求婚者)、make a nuisance of oneself
(人に迷惑をかける)、declare (宣言する)、accomplish
(達成する)、win someone's hand (~から結婚の承諾を得る)、
compost (堆肥)、slug (ナメクジ)、pelvis (骨盤)、boneshaker
(おんぼろ車)、vertigo (目まい)、 fetlock (馬などの蹴爪)、
put someone through his paces (~の能力を試す)、
grovel (発音:gラベゥ、腹這いになる)、command (~と命令
する)、swim bladder (魚の浮袋)、retrieve (取り戻す)、
disgrace (不名誉)、swashbuckle (向こう見ずな剣士)、
dawn (発音:ドーn、夜明け)、tame (飼いならす)、
horrid (恐ろしい)、warty (発音:ワーティー、いぼのある)
と、結構たくさんあるようですが、物語の展開で推測できます
ので、それほど難しくはありません。
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