Peppe The Lamplighter

コルデコット賞受賞作品です。

Peppeという名の少年はリトル・イタリーという街の長屋に、
病気のお父さんと8人の姉妹と住んでいました。
男の子はPeppeひとりなので、お父さんの代わりに家族を
養わねばなりません。
いろいろな職をあたりますが、ようやく見つけたのは街灯に
火をともす仕事でした。
お父さんはその仕事を良くは言わず、Peppeは悲しい思いを
しますが、毎晩ひとつひとつの街灯に祈りを込めながら
火をともしていきます。
ですが、お父さんから街灯をともす仕事をなじられたPeppeは、
その仕事がつまらない仕事に思われ、次の晩に仕事を休んで
しまいます。
街は真っ暗です。妹の Assuntaが帰って来ず、家族みんなで
心配します。お父さんは Peppeに街灯に火をともすように
頼みます。
Peppeは Assuntaが無事であることを祈りながら、ひとつ
ずつ火をともします。
最後の街灯の下に Assuntaを見つけた Peppe。Assuntaから
火をともすことが素晴らしい仕事であることを教えられます。
無事に戻った二人を見て、お父さんもこの仕事の大切さを理解し、
Peppeのことを誇りに思ってくれます。   

絵が写実的で、特に光の使い方が効果的です。
街の様子、Peppeや家族の様子・心情が素晴らしく描かれています。


総語数 1210語。
英文があるのは16ページ。1ページに3行-17行、平均8行です。
Native の6才以上となっています。
難しい単語は
lit (lightの過去、〜を点灯する)、tenement (長屋)、orphan
(孤児)、sawdust (おがくず)、slow (活気がない)、anxious to
(〜することを切望する)、hang one's head (顔を下に向ける)、
tug on (〜を引っ張る)、poke (突く)、aflame (燃え立って)、
piecework (出来高払いの仕事)、embroider (刺しゅうをする)、
stoop (玄関の階段)、droop (うなだれる)、tease (発音:
ティーz、からかう)、never amount to anything (決して
大物にはなれない)、grumble (不平を言う)、sip (ひとすすり)、
Dov'e mia bambina? ((伊)娘はどこだ?)、mutter (〜を
つぶやく)、plead (嘆願する)、stubborn (頑固な)、huddle
(身を寄せ合う)、
くらいでしょうか。


(ペーパーバック)

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