No, David!
邦訳は「だめよ、デイビッド 」です。
コルデコット賞受賞作品です。
デイビッドはお母さんに叱られてばかりです。
台所で椅子に乗って、クッキーのビンに手を伸ばそうとすると、
「だめよ、デイビッド!」。
泥だらけの格好で居間に上がってくると、「だめよ、デイビッド、ダメ!」
何かをするたびにお母さんからの「ダメ!」の声。
懲りないデイビッドもさすがにしょんぼりとなりますが...。
最後はお母さんに抱きしめられて、とても心温まる絵本です。
絵は強烈なインパクトを与える絵ですし、文字は活字でなく手書き。
見開きにある文字数が少なく、コストパフォーマンスはかなり悪い。
ですが、子ども達はいろいろなイタズラに感情移入でき、最後の
ページでホッとできるようで、きっと大好きな絵本になると思います。
娘は作者の名前が同じデイビッドであることに気づき、「自分の
子どもの時のことを描いたんだね」と、笑っていました。
総語数62語。
英文があるのは21ページ。1ページに1行-4行、平均1.5行です。
Native の3-6才となっていますが、もっと小さいお子さんでも大丈夫です。
難しい単語・表現はありませんが、あえてあげるなら
settle down (落ち着く、静かにする)、instant (瞬間)、put away
(片付ける)、Dovey (Davidの愛称)
くらいでしょうか。
(ハードカバー)