I will not ever never eat a tomato

邦訳は『ぜったいたべないからね 』です。

イギリスでおなじみのキャラクター、チャーリーとローラの
絵本シリーズの1冊です。

好き嫌いが多い妹のローラに、兄のチャーリーが食事の面倒を
見なくてはならなかった日のことです。
嫌いな食べ物をたくさんリストアップするローラに対し、
チャーリーは、ここにはそんなものは何もないから幸運だね 
と言います。
ローラはテーブルにあるニンジンを見つけますが、チャーリーは
それをニンジンに似ているけど、はるばる木星からきたオレンジの
小枝だと言います。
そんな珍しいものなら とローラは食べ始め、まんざらでもない
ようです。
グリーンピースはグリーンランドの空から降ってくる緑のもので、
とっても珍しいものだとチャーリーが言うと、ローラは少し
口に入れ、「おいしい」。
ジャガイモは富士山の山頂の雲、細長く切った魚のフライは人魚が
いつも食べているものなどと言うと、ローラはおいしいと食べるの
でした。
そして...信じられないことに、ローラは最も苦手なトマトを取って
ほしいとチャーリーに頼みます。ローラはそれを月の食べ物だと
思っているようです。

兄のチャーリーが工夫をして、ローラの嫌いなものを食べさせ
ようとし、その策が見事に当たっていくところが爽快です。
好き嫌いの多い子、特に食わず嫌いの子にはいいかもしれません。


総語数586語。
英文があるのは24ページで、1ページに2行-13行、平均5.5行です。
Nativeの3-8才向けとなっています。
難しい単語は
fussy eater (好き嫌いをする人)、keen on (〜に熱中している)、
fish finger (細長く切った魚のフライ)、absolutely (絶対に)、
twiglet (小枝)、Jupiter (木星)、goody (わーい)、share
(分け前)、incredibly (信じられないほど)、nibble (かじる)、
spy (〜を見つける)、mash (すりつぶしたもの)、fluff (綿毛)、
gobble (ガツガツ食べる)、moonsquirter (...?)
くらいでしょうか。


(左:ペーパーバック、右:ハードカバー)

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