One Fine Day

コルデコット賞受賞作品です。

ある日、喉が渇いていたキツネは、森の中でミルクの壺を見つけ、
全部なめ尽くしてしまいます。
そのミルクはタキギを集めていたおばあさんが置いておいた
ものでした。
キツネがミルクをなめてしまったのを見つけたおばあさんは、
怒ってキツネのシッポを切ってしまいます。
キツネはおばあさんに謝って、切られたシッポをもとのように
縫いつけてほしいとお願いします。このままでは友達に笑われる
ので、戻れないのです。
おばあさんはミルクを返してくれれば と言います。
キツネは牛にミルクをもらいに行きますが、牛は草を要求します。
草は水を要求したので、キツネは川に行き、そこにいた娘に
水差しを貸してくれるように頼みますが、娘は青いビーズを
要求します。
キツネは行商人にビーズをもらいに行きますが、行商人は卵を
要求します。
キツネはめんどりに卵を頼みます。するとめんどりは穀物を
要求します。
途方に暮れたキツネが粉屋に頼むと...、親切な粉屋は見返りを
要求せずに穀物をわけてくれたのです!
キツネは順番に要求されたものを渡して、ようやくシッポを
取り戻すことができたのでした。

実際にこんなことが起こったら、どこで収束するでしょうね?
優しい粉屋さんに、読んでいる私達も感謝したくなります。


総語数 691語。
英文があるのは14ページ。1ページに1行-9行、平均4行です。
(見開きのどちらかのページに英文があります。)
対象はnativeの5-8才となっていますが、もう少し小さな
お子さんでも大丈夫だと思います。
難しい単語は
lap (ペロペロなめる)、maiden (娘)、jug (水差し)、bead
(ビーズ)、peddler (行商人)、desperate (やけくそになった)
くらいでしょうか。

(ペーパーバック)

*アマゾンのサイトでは中身が少し見られます。

  

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