A New Coat for Anna
邦訳は『アンナの赤いオーバー 』です。
戦争が終わった頃のお話です。
戦争が終わったら、アンナはお母さんから新しいコートを
買ってもらう予定でしたが、どこにもコートもその材料すら
売っていません。
お母さんは、家の中にある価値のあるものを集め、それを
持ってまず農家に行って、羊の毛をわけてもらうように頼みます。
春になり、羊の毛をわけてもらうと、今度は糸をつむいで
もらいに近所のおばあさんに頼みに行きます。
夏のチェリーが実る頃に、毛糸が出来上がります。
お母さんとアンナはコケモモの実で毛糸を赤く染め、今度は
それを生地に織ってもらいます。
生地ができると仕立て屋さんに持って行き、いよいよコートを
作ってもらいます。
コートができたお祝いとクリスマスを兼ねて、お母さんと
アンナはみんなをパーティーに招待します。
コートとともに身も心も温まるお話です。
物の溢れた現代だからこそ、読んでいただきたい1冊です。
Native の4-8歳向けとなっています。
総語数 1041語。
英文があるのは16ページ。1ページに3-11行、平均6行です。
難しい単語は
fuzzy (けばだった)、wool (発音:ウル、羊毛)、hay (干し草)、
carol (賛美歌)、shear (毛を刈り込む)、card (けばを立てる)、
untangle (〜のもつれを解く)、knot (固いもつれ)、yarn (毛糸)、
lingonberry (コケモモ)、strung (string:糸を張る の過去)、
wound (wind:巻く の過去)、weaver (織り手)、bolt (一反)、
twirl (クルクル回る)、reflection (鏡に映した姿)
くらいでしょうか。
(左:ペーパーバック、右:ハードカバー)
(アマゾンのサイトでは中身が少し見られます)