Three Names
今週は古きよきアメリカを偲ばせる絵本です。
少年がひいおじいさんから、ひいおじいさんが小さい頃の話を聞きます。
約100年前、ひいおじいさんは「Three Names」という名の犬と一緒に
学校に通っていました。
お姉さんが運転する荷馬車で、途中で友達も乗せて。
大草原を横切り、1教室しかない学校に行きます。
授業中はすべての学年が一緒に勉強し、「Three Names」も教室で
大人しくしています。
秋には風が強い日があり、冬は学校のストーブでポテトを焼きます。
冬休みの前には学校で大きなパーティーが催されます。
春になると竜巻で納屋が飛ばされることもあります。
夏の始めに卒業式があり、1人だけの卒業生をお祝いします。
そして学年が終わり、長い夏休みです。
ひいおじいさんも「Three Names」も、学校が恋しがりながら、長い
夏の夜を過ごします。
広々とした風景、のんびりした雰囲気、「大草原の小さな家」の世界。
昔の子ども達の様子が伝わって来ます。
学校が楽しみという子ども達。
このような世界、価値観を現代の子ども達はどう受け取るのでしょうか。
総語数 1604語。
文章があるのは 15ページで、1ページ7~24行、平均15行です。
ネイティブの5-9才向となっています。
難しい単語は
lace (~をひもで結ぶ)、prance (跳びはねる)、leftover (残り物)、
frown at (~に顔をしかめる)、slate (石板)、slough (発音:スラウ、
泥沼)、grouse (発音:グラウス、ライチョウ)、tether (ロープでつなぐ)、
harness (馬具)、pinto (まだらの馬)、dappled (まだらの)、thump
(たたきつける)、marble (ビー玉)、aggie (ビー玉)、crock (なべ)、
beacon (灯台)、fiddle (バイオリン)、rafter (屋根の垂木)、
mussed (ぼさぼさになって)、brittle (砕けやすい)、calico (サラサ)、
locust (イナゴ)、nudge (軽く突く)
と少し多めです。
(ペーパーバック)