Time Chronicles Stage 10+ The Matrix Mission
(このシリーズの4冊目ですが、3, 4冊目はどちらを先に読んでも
いいようです)
二―ナは書物を注意深く書き写している少年のもとにやってきます。
少年はヨハンという名で、二―ナがモートロックさんから送られて
きたことを知ると、いそいで妹エルザのいる小屋に連れて行きます。
そこでニーナは自分が1411年のマインツに来ていることを知ります。
マインツ市内にあるヨハンのお父さんの作業小屋に隠されている
マトリックスというタイムマシンの一部を持ち帰るのが、ニーナの
使命のようです。
ところが数日前から見知らぬ人々が街を包囲し、疫病がマインツに
入って来ようとしているという理由で、街から出て行くように命じています。
街から出ているヨハン達は、偽の大司教の手紙を作り、街に入ります。
そして、お父さんの作業小屋に行き、隠されていたマトリックスを
取り、持ち帰ろうとするのですが、そこに悪党が...。
娘はこの冬休みに訪れたマインツが舞台なので、とても喜んでいます。
総語数 1989語。
文章があるのは 33ページで、1ページ6-19行、平均9.5行です。
短いですが、7章構成になっています。
難しい単語は
strain (緊張する)、accurate (正確な)、Archbishop (大司教)、
brush (~を軽くかすめる)、mutter (つぶやく)、blot (しみ、汚れ)、
shaft (一筋の光)、gloom (暗闇)、 gasp (ハッと息をのむ)、
grapevine (ブドウの木)、beckon (手招きする)、plague (疫病)、
shudder (身震いする)、mould (=mold、型をとる)、shield (盾)、
rushed (急ぎの)、spire (尖塔)、glisten (輝く)、paper mill
(製紙工場)、gulp (息をのむ)、charge (命令する)、see through
(正体を見破る)、flung (=flingの過去、投げ捨てる)、haul (引っ張る)、
furnace (かまど)、imprint (印)、bunker (燃料箱)、moor (停泊
する)、urgently (切羽詰まって)、outwit (~の裏をかく)、mint
(造幣局)、scribe (写字生)、painstakingly (苦労して)
と少し多めです。
巻末にはグーテンベルクについての解説も載っています。