A Chair for My Mother

邦訳は『かあさんのいす』です。
コルデコット賞受賞作品です。


女の子が、自分がお母さんの働いているレストランの手伝いをして
もらったお金や、お母さんがお客さんからもらったチップを、
少しずつ、大きな瓶の中に貯めていきます。
時には女の子のおばあさんも、貯金に力を貸してくれます。
このお金で、立ち仕事のお母さんが、ゆっくり座って休むことが
できる椅子を買うのです。
というのは、3人は火事で全てを失ってしまったからです。
家財のすべて失った3人に、いろんな人が、いろんな物をくれました。
ひとつ足りないのが、椅子だったのです。
ようやくお金が瓶いっぱいになり、そのお金を持って、いくつかの
家具屋さんをまわり、ようやく家にピッタリの椅子を見つけます。
その座り心地の良い大きな椅子は、家族にとって、大切な椅子と 
なったのでした。

火事で物を失った家族に差し伸べられる温かさ。
そして、お母さんを思う女の子の気持ちが、とても嬉しい1冊です。


総語数 1100語。
文章があるのは15ページで、1ページ3-10行、平均7行です。
Native の4-8才向けとなっています。
  
難しい単語は
pile (積み重なり)、bunch (一団)、spoil (駄目になる)、
charcoal (炭)、load (負担)、boost (~を持ち上げる)、
wrapper (包み紙)、day off (非番の日)
くらいで、少ないです。


(ペーパーバック)

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