The Stray Dog

邦訳は『のら犬ウィリー』です。
コルデコット賞受賞作品です。


ある家族がピクニックに行きバーベキューをしていると、
1匹の犬が現れます。
子ども達はその犬が気に入り、帰る時間まで一緒に遊びます。
名前もウィリーとつけました。
両親に連れて帰りたいと言いましたが、誰かに飼われている
かもしれないので、ダメだと言われます。
次の1週間、両親も子ども達も、ウィリーのことが気になります。
そしてその週末にまた、同じところにピクニックに出かけると、
ウィリーが野犬捕獲員につかまりそうになっていました。
子ども達は自分のベルトや髪のリボンをはずし、ウィリーの
首輪と紐だと言い、自分達が飼っている犬だと主張します。
家族はウィリーを家に連れて帰り、ウィリーを家族の一員に
したのでした。

野良犬を救うお話ですが、決して押しつけがましくないのは、
柔らかい絵によるところも大きいと思います。
温かく、可愛いお話です。


総語数 214語。
文章があるのは15ページで、1ページ1-6行、平均2.5行です。
Native の4-8才向けとなっています。
  
難しい単語は
stray (迷子)、scruffy (汚らしい)、collar (首輪)、leash
(紐、鎖)、dog warden (野犬捕獲員)
くらいで、少ないです。

アマゾンのサイトでは中身がほんの少し見られます。


(左:ペーパーバック、右:ハードカバー)


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