Officer Buckle and Gloria
邦訳は『バックルさんとめいけんグロリア』です。
コルデコット賞受賞作品です。
バックルさんは安全のヒントを見つけては、書き出して、掲示板に
押しピンでとめています。
それを小学校で講演するのですが、だれも熱心に聞きません。
ところが、警察犬グロリアと一緒に講演に行くと、生徒たちは
熱心に講演を聞き、その日以来、全く事故がなくなったのです。
バックルさんの横で、グロリアが説明に合わせた面白い動作を
しており、それが生徒たちに大ウケだったのです。
何も知らないバックルさんは、次の日、たくさんのお礼の手紙を
受け取りますが、どれにもグロリアの面白い動作の絵が描かれて
いるのを見て、生徒たちの豊かな想像力によるものだと思ったの
でした。
他の小学校、中学校、デイケアセンターからも講演の依頼が殺到。
そしてとうとうテレビ出演も!
その夜、テレビの録画を見ていたバックルさんは、初めて、その
人気が自分でなく、グロリアのおかげであったことを知ります。
次の日の講演には気落ちしたバックルさんは行かず、グロリアだけ
が行ったのですが...。
最後の安全のヒントが、とってもステキです。
グロリアの動作が面白い! 我が家の娘にも大ウケでした。
本の裏表紙にたくさんの安全のヒントが書かれているのも
嬉しいです。
総語数 680語。
文章があるのは 27ページで、1ページ2-9行、平均4行です。
Native の4-8才向けとなっています。
難しい単語は
officer (お巡りさん)、thumbtack (押しピンで留める)、
bulletin board (掲示板)、swivel chair (回転イス)、snore
(いびきをかく)、principal (校長)、banner (横断幕)、sit up
(姿勢正しくすわる)、stare (じっと見る)、pop (飛び出す、
大きく見開く)、roar (大笑いする)、grin (ニッコリ笑う)、
enormous (巨大な)、buddy (仲間)、auditorium (公会堂、
ホール)、applaud (~に拍手を送る)、frown (発音:fラゥn、
顔をしかめる)、audience (聴衆)、puddle (水たまり)、
smack (ピシャリと)、let go of (~から手を放す)、
stick with (~とずっと一緒にいる)
くらいでしょうか。
アマゾンのサイトでは中身が少し見られます。
(ハードカバー)