The Library
実在した司書、Mary Elizabeth Brown さんのお話です。
邦訳は『エリザベスは本のむし』です。
エリザベスは幼い頃から本が大好き。
他の遊びには目もくれず、ベッドの中にも懐中電灯と本を
持ちこみます。
学生時代も寮に持ちこんだ本の重みでベッドを壊し、授業中は
空想に耽り、デートもせずに読みまくる。
ある日、エリザベスは家を買いますが、ここでも同じような日々を
おくります。
本屋さんに行っては本を買い、体操をする時も、お買いものを
する時も、いつも本を読んでいます。
家の中には本があふれ、気がつくと買った本が居間の壁をふさぎ、
そして玄関をもふさいでしまったのです!
その日、エリザベスは迷わず町に出て...。
本好きには共感できる1冊です。
詩のような文章と、淡いタッチの絵で、エリザベスの人生が幸せに、
そしてユーモラスに表現されており、読む方も幸せになります。
総語数 440語。
文章があるのは 20ページで、1ページ1-14行、平均5行です。
Native の幼稚園-4年生向けとなっています。
難しい単語は
skinny (痩せた)、nearsighted (近視の)、incredible (信じられ
ない)、flashlight (懐中電灯)、drag (引きずる)、steamer trunk
(上部が平らになった中型の頑丈なトランク)、bunk (寝台)、
doodle (いたずら書きをする)、adrift (さまよって)、manufacture
(大量に作る)、raid (発音:レィd、奇襲)、dawn (発音:ドーn、
夜明け)、promptly (直ちに)、lose one's way (道に迷う)、
tutor (家庭教師をする)、groceries (食料雑貨類)、attend
(注意を向ける)、pile (~を積み重ねる)、fall apart (壊れる)、
parlor (居間)、whistle (~を口笛で吹く)、tune (メロディー)、
bow (リボン)、courthouse (裁判所)、donation (寄贈)、
live to a ripe old age (十分に長生きする)
くらいでしょうか。
アマゾンのサイトでは中身が少し見られます。
(左:ペーパーバック、右:ハードカバー)