Time Chronicles Stage 11+ Tyler: His Story
時の戦士となったみんなのいる空間 Time Vault では、小さな
いざこざが起こり始めます。
それはみんなが何も起こらない時間を「退屈だ」と感じている
からです。
その「退屈」という言葉を聞いて、タイラーが怒ります。
車椅子の少年タイラーは、ただひとり過去からやってきた少年
ですが、誰も彼の生い立ちを知りません。
タイラーはみんなに自分の生い立ちを語り始めます。
タイラーは9才で孤児になり、雨露をしのぐ場所を探し、食べ物を
探す生活を送ります。
浮浪者にはならず、マーケットで働いたり、新聞を読んであげて
お金をもらうなどして暮らしていました。
ある日、科学の講義がただで聞ける場所に行きますが、そこでは
フランスのスパイが爆破計画を実行しています。
それに気付いたタイラーは身を張って人々を救い、足を折って
しまいます。
その話を黙って聞いていたみんなは、「退屈だ」と言ったことを
反省するのでした。
恵まれすぎている生活を反省する機会を与えてくれるお話です。
総語数 2771語。
文章があるのは 36ページで、1ページ5-20行、平均11行です。
短いですが、7章構成になっています。
難しい単語は
chronicle (物語)、vault (地下にあるアーチ形の部屋)、
disguise (偽装する)、mission (任務)、element (元素)、
oxygen (酸素)、fizz (シューという音を立てる)、fuse (導火線)、
jerk (〜を急に引っぱる)、agonize (苦しみもだえる)、frown
(顔をしかめる)、skid (スリップする)、idiot (バカ者)、
too clever by half (賢さを鼻に掛けて嫌われる)、pool
(ビリヤード)、cue ball (突き玉)、rip(引き裂く)、emergency
(非常事態)、fall out (仲たがいする)、get out of hand
(収拾がつかなくなる)、let off steam (ストレスを解消する)、
loo (トイレ)、huddle (身を寄せ合う)、sniff (鼻をすする)、
orphan (孤児)、awkward (気まずい)、sob (すすり泣く)、
street urchin (浮浪児)、huddle (うずくまる)、go rotten
(腐る)、matte (艶のない)、stale (堅くなった)、farthing
(ファージング硬貨)、cram (〜を詰め込む)、ravenous
(ひどく空腹な)、prowl (うろつく)、straight away (いきなり)、
ember (燃えさし)、headlong (真っ逆さまの)、agony
(激しい苦痛)、pass out (意識を失う)、nun (修道女)、give way
(崩れる)、lot (連中)、loads of (たくさんの)、mess about
(=mess around、時間を浪費する)
と少し多めです。
冒頭と巻末には科学の講義のお話、元素発見についてのお話も
載っています。