Gorilla
絵が個性的な著者 Anthony Browne の作品です。
Hans Christian Andersen Award を受賞しています。
ハナはゴリラが大好きです。
ゴリラに関する本を読んだり、テレビ番組を見たり、絵を描いたり
します。でも、本物はまだ見たことがありません。
お父さんは忙しくて、動物園に連れて行ってくれません。
それだけでなく、何もしてくれる時間がありません。
ハナより先に仕事に行き、帰ってきても忙しく、何を尋ねても、
いつも「あとで」。
後でまた尋ねると、「明日」。翌日は「週末に」。
でも、週末は疲れていて、何もしてくれません。
誕生日にハナはお父さんにゴリラをお願いしています。
前の日の夜中、ハナが目を覚ますと、ベッドの下にゴリラの人形が
おいてあるのに気付きます。
ハナは人形を他のおもちゃと一緒の場所に置きますが...。
人形は本物のゴリラになったのです!
そしてハナを動物園に誘うのでした。
夜中の動物園に壁をよじ登って入り、霊長類のところへ行きます。
その後、ゴリラはハナが行きたがった映画に連れて行ってくれます。
そして食事をして、芝生の上でダンスをして、帰ります。
「ではまた明日」とお別れのキスをして。
次の日、ハナが目を覚ますと、ベッドにゴリラの人形が一緒に寝て
いました。
お父さんに夜中に起こったことを話そうと階段を駆け降りると、
お父さんは「お誕生日おめでとう!」と言い、ハナを動物園に連れて
行くと言います。
ようやくお父さんとの動物園行きの実現です。
私を含め、身につまされる方も多いのでは?
総語数 469語。
英文があるのは15ページ。1ページに1-8行、平均4行です。
Native の3-7才向けとなっています。
難しい単語は
tingle (ウズウズする) 、primate (霊長類)、lawn (芝生)
くらいでしょうか。
(アメリカのアマゾンのサイトでは中身が少し見られます)