Uncle Elephant

邦題は『ぼくのおじさん』です。
" Frog and Toad " の作者 Arnold Lobel の作品です。

両親が船旅で行方不明になってしまった小象が、迎えに来た
おじさんの家に行き、おじさんと一緒の生活を始めるお話です。
おじさんの家に向かう汽車の中では、いろんなものを一緒に
数えて遊びます。
家に着くと、ランプをともして、ランプに願い事をして、
夕食を取ります。
日の出には、新しい1日を迎えて高い声で鳴き、王国の王と
王子になって遊んだり、一緒に散歩にでかけたりします。
おじさんはお話を作って聞かせてくれたり、たくさんの服を
一度に着て、小象を笑わせたり、一緒に歌える歌を作って
くれたり...。
小象が悲しい日々をおくらないような環境を作ってくれます。
ある日、小象の両親から電報が届きました。二人とも生きて
いたのです!
おじさんは小象を両親の待つ家に送り届けます。
おじさんが汽車の中で数えていたのは、小象と過ごした楽しい
日々でした。

おじさんの温かさがジーンと心にしみいる、いいお話です。
両親が生きていて、ハッピーエンドで終わりますが、また
一人になるおじさんを思うと、少し物悲しくなってしまうかも
しれません。


総語数 1785語。
英文があるのは59ページ。1ページに3-13行で、平均8行です。
I Can Read Books シリーズのレベル2(Reading with Help)
に分類されています。(NativeのGrade 1-3)
分量が多いように見えますが、1文は短いです。
また、各章は短いですが、9章で構成されています。

難しい単語は
runny (鼻水が出る)、trunk (象の鼻)、sore (ヒリヒリする)、
stare at (〜をじっと見つめる)、wrinkle (しわ)、darn
(=damn、途方もなく)、dawn (夜明け)、deserve (値する)、
daisy (ヒナギク)、daffodil (ラッパズイセン)、creak (きしみ)、
roar (ほえる)、swoop (急降下する)、vine (つる)
くらいでしょうか。

 *アマゾンのサイトでは、中身が少し見られます。


(ペーパーバック)

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