Little Boat
勇気の出る1冊です。
海は大きく、私は小さなボートです。
でも私は自分の海図を書き、錨を降ろします。
海はいつも危険がいっぱいですが、私は進んで行きます。
嵐の中をも、巨大な海の魔物も通り越し、危険な岩場を通り、
友だちを探します。
友だちと一緒に海の底までもぐり、頂上まで登ります。
グルグル回っても進むことを止めず、世界の端まで全速力で
進みます。
なぜなら、もう私にとって、大きすぎる海はないのですから。
男の子が喜びそうな絵本です。
最初は小さなボートにとって大きすぎる存在の海でしたが、
いろいろと経験を積むうちに、その存在は大きすぎるものでは
なくなっていたのです。
小さなボートの成長と培われた自信が嬉しい1冊です。
ダイナミックでインパクトが強い絵も、この絵本をユニークな
ものにしています。
総語数 113語。
文章があるのは19ページで、1ページ1-3行、平均1行です。
Native の3才以上向けとなっています。
難しい単語は
chart (~を図に記す)、anchor (いかり)、treacherous
(危険な)、steam ahead (勢いよく前進する)
くらいでしょうか。
(左:ペーパーバック、右:ハードカバー)