A Sick Day for Amos McGee
邦訳は『エイモスさんがかぜをひくと』です。
コルデコットメダル受賞作品です。
飼育員さんと動物たちとの友情が嬉しい絵本です。
早起きのエイモスさんは、制服に着替え、紅茶とオートミールの
朝食を取り、いつもの通り6時のバスで動物園に向かいます。
エイモスさんにはたくさんの仕事がありますが、時間を作って
動物たちを訪ねます。
ゾウとチェスをしたり、カメとは競走したり、ペンギンと一緒に
静かに座っていたり、サイにハンカチを貸してあげたり、
フクロウに物語を読んであげたり。
ある朝、エイモスさんは風邪を引いてしまい、動物園を休んで
しまいます。
動物たちは心配し、バスに乗ってエイモスさんのお見舞いに
出かけます。
動物たちはそれぞれにエイモスさんを気遣います。
そして、次の朝のバスの時間まで、みんなで一緒に眠るのでした。
動物に対するエイモスさんの優しさと、動物たちのエイモスさんに
対する優しさが、どちらもほのぼのと伝わってくる絵本です。
すっきりとした絵ですので、動物好きなお子さんには言うまでも
ありませんが、動物は少し苦手なお子さんに動物が好きになる
チャンスを与えてくれる絵本になるかもしれません。
総語数 447語。
文章があるのは20ページで、1ページ1-9行、平均3行です。
Native の2才以上向けとなっています。
難しい単語は
clang (カーンと鳴る)、swap (~を交換する)、wind (発音:
ワィnd、巻く、過去形は wound)、belly (腹)、amble (のんびり
歩く)、reply (答える)、sniffle (鼻をすすること)、sneeze
(くしゃみ)、chill (悪寒)、achy (発音:エィキィ、痛みのある)、
ugh (発音:ウァ、ウッ!)、pawn (ポーン、チェスの駒の一つ)、
castle (チェスのルーク)、limber up (準備運動をする)、
allergy (発音:アラージィ、アレルギー)、worsen (悪化する)、
perch (止まる)、atop (~の上に)、concern (心配)
くらいでしょうか。
(ハードカバー)
(アメリカのアマゾンでは中身が少し見られます)