One Morning in Maine

邦訳は『海べのあさ』です。
コルデコット賞受賞作品です。

「サリーのこけももつみ」のサリー(絵本の中では愛称のサル)
の、その後のお話です。
サルには妹のジェインができ、お姉さんになっています。
ある朝、サルは歯がぐらぐらしているのに気が付き、
ビックリします。
でもお母さんから、お姉さんになっている証拠だと言われ、
嬉しくなります。
海辺の家の近くで出会う野生動物たちみんなに、ぐらぐら
している歯を動かして見せます。
浜でアサリを取っているお父さんにも見せに行きますが、
そこで歯が取れてなくなってしまいます。
お母さんから、抜けた歯を枕の下において願い事をすると、
それがかなうといわれていたのに...。
探しても歯は見つからず、代わりにサルはカモメの羽を拾って、
願い事をするのでした。

何気ない日常のお話ですが、歯が抜ける時のドキドキする
感じが、自然豊かな生活の中で、生き生きと描かれています。


総語数 2672語。
文章があるのは44ページで、1ページ1-15行、平均6.5行です。
Native の3才以上向けとなっていますが、絵本としては量が
多いです。
歯の生え換わる頃のお子さんにいいと思います。
  
難しい単語は
wiggle out of (身をくねらせて〜から抜ける)、wiggle
(小刻みに動く)、come out (抜ける)、clam (ハマグリ、
アサリなどの二枚貝)、fish hawk (ミサゴ)、loon (水潜り鳥)、
duck (ひょいと頭を引っ込める)、herring (ニシン)、seal
(アザラシ)、stoop (かがむ)、mussel (イガイ)、solemnly
(真面目に)、wade (水中を歩く)、gravel (砂利)、grunt
(〜をうなるように言う)、concerned (心配そうな)、
sympathize (気の毒に思う)、pebble (小石)、hunt (探す)、
reluctantly (しぶしぶ)、scramble (急いで〜する)、
convince oneself (自分を納得させる)、tumble (落ちる)、
preserver (救命道具)、outboard motor (船外機)、
sputter (プッスンプッスンと音を立てる)、ashore (岸へ)、
plier (ペンチ)、tunk (トントン打つ)、spark plug
(点火プラグ)、dictate (指図する)、ruin (損なう) 
くらいでしょうか。

*アマゾンのサイトでは中身が少し見られます。


(左:ペーパーバック、右:ハードカバー)

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