Arrow to the Sun - A Pueblo Indian Tale
インディアンの部族のお話です。
コルデコット賞受賞作品です。
昔、太陽からの光が Pueblo Indian のいる地上に届き、
乙女の家に入ります。
その乙女は男の子を産みます。
男の子は父親がいないので、みんなからいじめられます。
男の子は父親を探す旅に出ます。
まず、トウモロコシ農家に尋ねますが、答えはありません。
次に陶器を作る女性に尋ねますが、答えはありません。
次に矢を作っている賢人に尋ねると、賢人は男の子が
太陽からもたらされたことを悟り、男の子を矢に変えます。
そしてその矢を太陽に向かって放ちます。
矢は太陽に届き、男の子は太陽に向かって、自分が太陽の子
であると主張します。
太陽は、ライオンの部屋、ヘビの部屋、蜂の部屋、稲妻の
部屋を通り、4つの試練を克服したら認めると言います。
男の子は4つの試練を克服して太陽から認められ、太陽の
力を身につけ、再び矢に姿を変え地上に戻ります。
戻ってきた男の子を Pueblo Indian は祝いの踊りで迎える
のでした。
多色刷りの版画のような芸術作品です。
お話自体は短くて、わかりやすい民話です。
総語数 400語。
英文があるのは14ページ。1ページに1-11行、平均4.5行です。
Nativeの3-8才向けとなっています。
難しい単語は
spark (火の粉)、pueblo (プエブロ・インディアン)、
maiden (乙女)、mock (あざ笑う)、tend (手入れをする)、
serpent (ヘビ)、endure (耐える)、rejoice (喜ぶ)、
emerge (現れる)
くらいでしょうか。
*アマゾンのサイトでは中身が少し見られます。
(左:ペーパーバック、右:ハードカバー)