The Hello, Goodbye Window

邦訳は『こんにちは さようならのまど』です。
コルデコット賞受賞作品です。
家族のふれあいが嬉しい1冊です。

私(女の子)はおじいさんとおばあさんの家に遊びに来ています。
その家には大きな "The Hello, Goodbye Window" があります。
それは台所の窓なのですが、女の子は家に入る前に、
その窓を叩いた後にしゃがんでかくれたり、そこから中を覗いたり、
おかしな顔をしたりして、楽しみます。
家の中に入ると、台所のテーブルの上でお絵描きをしたり、
おじいさんがハーモニカを吹いてくれたりします。
暗くなったら、窓は鏡のようで、自分達が外にいるように見えます。
次の日の朝1番にすることは、窓から外を見て、庭におはようを
言うことです。
おじいさんが特別な朝食を作ってくれます。
着替えたら、おばあさんの庭いじりを手伝います。
自転車に乗ったり、小枝やドングリを集めたり、ボールを蹴ったり
して、楽しく遊びます。
疲れたら家に入り、昼寝をします。
私はとぎどき窓のそばに座って、眺めます。
おばあさんはこの窓は魔法の窓で、願うとそれが現れると言います。
私はティラノザウルスやピザ配達の人や、イギリス女王を思い浮かべます。
やがてお父さんとお母さんが私を迎えに来ますが、それで私は
同時に嬉しい気持ちと寂しい気持ちになります。
帰る時は窓の外から中にいるおじいさんとおばあさんに投げキッス
をします。
いつか私が家をもったら、特別な "The Hello, Goodbye Window"
をつけます。
その頃にはおばあさんになっているかもしれません。
おじいさんになる人はだれかまだわからないけど、ハーモニカが
吹ける人がいいな。

頭が大きく、クレヨンと絵具で子どもが描いたような、独特な絵です。
おじいさんとおばあさんが孫娘と遊んであげている様子がとても
微笑ましく、温かく伝わってきます。

総語数 877語。
英文があるのは24ページ。1ページに2-13行、平均5.5行です。
Nativeの幼稚園-小学1,2年生向けとなっています。
難しい単語は
Nanna (おばあちゃん)、Poppy (おじいちゃん)、brick
(レンガ)、barrel (樽)、duck down (しゃがみ込む)、
peek-a-boo (いないいないばあ)、drawer (引き出し)、
shelves (shelfの複数形、棚)、olden (昔の)、reflection
(反射)、extinct(絶滅した)、blow a kiss (投げキスをする)
くらいでしょうか。

*アマゾンのサイトでは中身が少し見られます。


(左:ペーパーバック、右:ハードカバー 
 現在アマゾンでは販売されていないようです)

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