Nate the Great and the Mushy Valentine
Nate the Great のシリーズの1冊です。
Nate は自称「探偵」の男の子。
ハードボイルドを気取っていて、文章は短く、淡々としています。
でも、ところどころにクスッと笑える場面がでてきて、きっと
お子さんの心をとらえるでしょう。
この the Mushy Valentine では、Nate は2つの謎に挑みます。
ひとつは自分の買っている犬 Sludge がもらったカードが誰から
来たのかわからない件、もうひとつはお友達の Annie が弟の
Harry に贈るつもりのカードがなくなった件。
友達の Rosamond、Annie の弟のHarry が怪しいと、順番に
理論立てて事件を解決します。
小さいながらも推理は名探偵。でも、途中でパンケーキを食べに
家に帰るなど、子どもの顔が現われ、かわいいです。
今回は見事に事件を解決した後に、思いがけないできごとも!
総語数 2078語
↑" 英語多読完全ブックガイド " を参照しています。
(自分でカウントしていないので、イラストの中の単語や章末の
Activity がカウントされているかは不明です。ごめんなさい)
絵本は80ページですが、物語の文があるのは37ページ。
1ページに5-18行、平均11.5行です。
Native の6-9歳向けとなっています。
難しい単語は
mushy (形が崩れて)、tiptoe (つま先で歩く)、slushy
(くだらない)、clue (手がかり)、stencil (ステンシル、
型抜き染め)、kibble (食料)、squishy (グニャグニャした)、
liver (きも、レバー)
くらいでしょうか。
(ペーパーバック版です。ハードカバー、Kindle版もあります)
この " Nate the Great " のシリーズは、1文1文が短く簡潔
なので、とてもわかりやすく、章立ての本に移行する準備段階
の絵本としてもお勧めです。
難しい単語は多くはありません。
章立てにはなっていませんが、結構長い本ですから、1冊
読み終えると達成感があるのでは? と思います。
章末の Activity には「ヴァレンタイン」に関するなぞなぞや、
お菓子の作り方が載ってたり、親子で楽しみながら英語の力が
つく優れものです。