Amelia Bedelia 4 Mayor
Amelia Bedelia のシリーズの1冊です。
Amelia Bedelia は Rogers さんの家でお手伝いさんをしています。
いつも物事を文字通りに解釈し、騒動を起こします。
今回は Rogers さんが市長に不満を持っているところから始まります。
税金を下げると言った公約を守らないどころか、新聞に税金を
上げるという記事が載っていたのです。
パンケーキを焼いてほしいと言われて(フライ)パンでケーキを
焼いた Amelia Bedelia を見て、Rogers さんは Amelia Bedelia
が市長選に出ればいい(run for the mayor's office)と言います。
そう言われた Amelia Bedelia は、市長室まで走って行きます。
市長室には報道陣がいて、そこで市長と Amelia Bedelia は
言い争いになります。
市長から犬獲りにもなれないと言われた Amelia Bedelia は怒って、
市長選に出馬することになります。
2人は得票に向けて、選挙運動を繰り広げます。
公開討論会でも2人は白熱した議論を戦わせますが、その時会場で、
猫が犬にとびかかります。
市長は猫を救い、Amelia Bedelia は犬を捕まえます。
それを見た市長は Amelia Bedelia に犬獲りにもなれないと
言ったことを詫びて撤回したので、Amelia Bedelia はその
お詫びを受けて、約束通り市長選から降ります。
市長は約束を守ることの大切さを身にしみて感じます。
一件落着したと思ったところに、Amelia Bedelia は今度は
White House へ行くと言い出して...。
総語数 1394語。
文章があるのは42ページで、1ページ1‐13行、平均6行です。
Native の4-8才向けとなっていますが、以下の表現を知らないと
あまり楽しめないので、もう少し大きなお子さんの方がいいかも。
I Can Read Books のシリーズのレベル2(Reading with Help)
に分類されています。
難しい単語はあまりありませんが、以下のような表現が出て来ます。
cut taxes (税金を減らす)、frosting (ケーキの飾りに使う砂糖)、
run for office (選挙に立候補する)、press (報道陣)、iron out
(問題を解決する)、What brings you here? (こちらには
どのような用事でいらしたのですか?)、have big shoes to fill
(後任として重責を担う)、can't help it (しょうがない)、
run in one's family (遺伝である)、change (小銭)、put in
one's two cents (自分の意見を言う)、throw one's hat
in the ring (競争に参加する)、pole (さお)、poll (得票計算)、
cast a vote for (〜に票を投じる)、sit on the fence
(どっちつかずの態度でいる)、sore (痛い)、bottom (尻)、
sewn (sewの過去分詞形)、sew up (〜を確実にする)、
get rid of (取り除く)、red tape (お役所仕事)、outrage
(激しい憤り)、wreck (つぶす)、pothole (道にできた穴)、
tack(=thumbtack、画びょう)、unless (もし〜でなければ)、
teach an old dog new tricks (老人に新しいことを教える)
これらの表現を知らないと楽しめませんので、先に予習をしておくと
いいと思います。
(左:ペーパーバック、右:ハードカバー)
(アマゾンのサイトでは中身が少し見られます)