The Story of Babar the little elephant
邦訳は『ぞうのババール』です。
Babarシリーズの最初の作品です。
森で生まれた小象のババール。仲間と一緒に楽しく遊びながら
育っていましたが、ある日、お母さんが銃で撃たれて死んで
しまいます。
ババールは猟師から逃げ、街にたどり着きます。
目にするもの何もかもが珍しいババール。
お金持ちの優しい老婦人と出会い、ババールは立派な服や車を
買ってもらったり、学識のある博士から学問を習い、サロンで
会話を楽しみ、人間との生活を満喫します。
でも、森が恋しいババールは時に森を思い涙を流します。
2年が過ぎた頃、ババールのいとこのアーサーとセレステの2頭が
街にやってきます。
彼らに洋服を買ってあげ、お菓子を食べに連れていくババール。
その頃森では、みんなでいなくなった2頭を探しています。
鳥から2頭が街にいるとの情報を得た母親象達が、街まで2頭を
連れ戻しに来ます。
いとこ達が森へ帰る時、ババールは決心し、老婦人に別れを告げ、
自分も一緒に森へ帰ります。
ちょうどその頃、森では象の王が毒キノコを食べて死んでしまい、
3頭の老賢者の象達が次の王を誰にするか話し合っていました。
森に帰ってきたババールを見て、老賢者達は人間の世界で学んで
きたババールを王にします。
ババールは承諾し、セレステと結婚し、2頭は王と女王となります。
盛大なパーティーが催され、みんながババールの戴冠と結婚を
祝ってくれます。
ババールとセレステは気球に乗って、ハネムーンへと出発するの
でした。
悲しい場面や楽しい場面が素朴な絵でサラッと表現されています。
それでいて、ババールの気持ちの変化がよく伝わってきます。
優しい老婦人もステキ。
総語数 1000語。
文章があるのは 41ページで、1ページ1-17行、平均4行です。
Native の4-8才向けとなっています。
難しい単語は
trunk (ゾウの鼻)、wicked (邪悪な)、what to make of it
(どうしたらいいのか)、long for (〜を待ちこがれる)、
floorwalker (売り場監督)、shade of (色合いの)、
derby hat (山高帽)、 purchase (購入品)、dine with
(〜と食事をする)、learned (発音:ルーニッd、博学な)、
affectionately (愛情を込めて)、pastry shop (洋菓子屋)、
hunt (捜索する)、marabou (マラブーという鳥)、calamity
(災難)、quaver (震える)、coronation (戴冠式)、festivity
(祝祭)、dromedary (ヒトコブラクダ)、in the nick
of time (ぎりぎり間に合って)
くらいでしょうか。
(左:ペーパーバック、右:ハードカバー)
アマゾンのサイトでは中身が少し見られます。