The Relatives Came

にぎやかな夏のひとときが描かれている絵本です。
コルデコット賞受賞作品です。


夏、まだブドウが十分に熟していない頃、ヴァージニアから
親戚たちがやってきます。
たくさんのサイダーと食べ物を車に積んで、朝4時に家を出て、
はるばる私たちの家にやってきます。
到着するとみんなで抱き合いますが、人数が多いので、しばらく
かかります。
食事も全員がテーブルにつくのに、2,3回交代です。
寝るときは雑魚寝です。
親戚たちは何週間も滞在し、庭の世話をしてくれたり、壊れた
ものを直してくれたり。
彼らは庭のイチゴやスイカを食べ、その代り私たちがヴァージニア
に行ったら、彼らのブドウやモモを食べるていいと言います。
そしてついに彼らが帰る日がやってきます。
朝4時にパジャマ姿で見送り、私たちはまたベッドに
もぐり込みます。
親戚たちはまたはるばる車を進め、ヴァージニアに戻ります。
私たちは彼らがいないのを寂しく感じ、彼らもまた私たちが
いないのを寂しく思います。
たどり着いた頃にはブドウは熟しています。
そして疲れてベッドにもぐり込みながら、また来年の夏のことを
夢見るのです。

にぎやかな親戚たちの交流がすぐ間近に感じられるような楽しい
絵本です。
絵もほのぼのとしています。
昔、親戚が夏休みに家にしばらく滞在して帰った時のことが
懐かしく想い出されました。


総語数 527語。
文章があるのは 16ページで、1ページ1-6行、平均3.5行です。
Native の4-7才向けとなっています。 

難しい単語は
relative (親戚)、soda pop (サイダー)、pull into (車が〜に
寄る)、pass around (順に回す)、pull against (〜を胸に
引き寄せる)、shiny (輝く)、 doorway (出入り口)、
particular (好みのうるさい)、breathing (発音:ブリーズィング、
呼吸)、tend (〜の世話をする)
くらいでしょうか。

アマゾンのサイトでは中身が少し見られます。


(左:ペーパーバック、右:ハードカバー)

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