Poppleton Everyday
ブタの Poppleton シリーズの1冊です。
フルカラーで、1冊に3話のお話が収録されています。
この本には The Sky、The New Bed、The Sailboat の3話です。
The Sky
Poppleton の友達、ネズミの Hudson が遊びに来ます。
Hudson は夜空を見上げようと、Poppleton を誘います。
Poppleton は毛布を持って庭に寝ころび、二人で空を見上げます。
Hudson が北斗七星やこぐま座、金星が見えると説明します。
ですが、Poppleton は夜空が広すぎて、めまいがし、見られない
と言うのです。
Hudson はしばらく考えて、毛布に小さな穴をあけ、そこから
Poppleton が夜空を覗けるようにしてあげます。
そのおかげで Poppleton は夜空を見上げることができるように
なり、二人は夜通し星を見つめていたのでした。
The New Bed
ある日、Poppleton は少年時代から使っているベッドを大人用に
買い替えようと思い立ちます。
家具屋さんに行き、自分のサイズに合う、一番大きなベッドを
見せてもらいます。
Poppleton は横になったり、うつぶせになったりと、いろいろな
格好で寝心地を試します。
さらに店員さんに本を持ってこさせて読んだり、クラッカーを
食べたり、テレビを見たり、さらには青い鳥を連れて来させます。
いろいろ試すたびに店員さんに「ベッドを買う気はあるの?」と
聞かれた Poppleton ですが、最後は満足し、ベッドと試した
すべてのものを持って家路に着くのでした。
The Sailboat
Poppleton の友人 Fillmore はヨットを買ったので、Poppleton を
ヨットに誘います。
Poppleton は、ヨットに乗るのは初めてです。
Fillmore からリラックスしていればいいと言われても、ヨットが
右に左に傾くと叫び、波で上下すると叫び、嵐にあってヨットが
ひっくりかえると叫び、リラックスできずに岸にもどってきます。
Fillmore から楽しかったかどうか聞かれた Poppleton は、
傾いたり、波に乗ったりするのは楽しいけど、サメは....と
答えます。
「サメ」と聞いた Fillmore は一目散に逃げていきます。
家に戻った Poppleton はようやく本当にリラックスするのでした。
挿絵もお話も楽しい、ほのぼのした絵本です。
総語数 715語。
文章があるのは 42ページで、1ページ1-6行、平均3.5行です。
Native の4-7才向けとなっています。
難しい単語は
the Big Dipper (北斗七星)、the Little Dipper (こぐま座)、
Venus (金星)、dizzy (目まいがする)、stargaze (星を見つめる)、
vast (広大な)、lay (発音:レィ、lieの過去、横になる)、crumb
(クズ)、lean (傾く)、storm (嵐)、flip over (ひっくり返る)、
shore (岸)
くらいでしょうか。
(左:ペーパーバック、右:ハードカバー)